美肌効果にばかり注目が集まりがちなコラーゲンですが、美容以外にも健康に様々な好影響を与えることがわかっています。

高齢化に伴い大きな問題となっている骨粗しょう症対策としても注目されています。

骨粗しょう症は骨の量が減少したり、密度が薄くなったりして、骨がスカスカな状態になってしまう疾病です。

若年層ではほとんど見られませんが、年齢が40代を過ぎる頃から次第に患者が増加し、70代や80代と言った高齢者の女性の過半数近くに症状が見られるようになります。

原因は人それぞれですが、若いときに無理なダイエットをした経験があったり、喫煙・飲酒の習慣を長く続けてきたり、運動不足な生活を送ってきたりしている女性ほど、骨粗しょう症になるリスクが高いとされています。

そのため、症状が発症し始める40歳前後になったら医療機関で定期的な検査を受けるとともに、より若い年代のうちから予防につとめることが大切です。

骨粗しょう症の予防に効果的な栄養素としてカルシウムやビタミンB、ビタミンKなどが有名です。

ところが、コラーゲンも予防に非常に重要な役割を果たしていることはあまり知られていません。

人間の骨はほぼカルシウムとコラーゲンで構成されており、健康な骨を保つには欠かすことができないためです。

近年の研究により骨の中のコラーゲン量が減少したり、質が低下することによっても、骨粗しょう症のリスクが高まることがわかっており、食生活の改善やサプリメントの摂取により、適切な分量を定期的に補う必要性が強く求められています。

食生活では、骨を作るのに必要な栄養素をバランス良く摂ることを心がけましょう。

例えば、カルシウムばかりをいくら大量に摂取したとしても、吸収される分量には限界があります。

吸収されない栄養素は体外に排出されてしまうため、あまり効率的ではありません。

カルシウムが含まれる食品を食べる場合は、カルシウムの吸収率を高めるビタミンDと一緒に摂取するなどの対策が必要です。

タンパク質の一種であるコラーゲンの場合は、ビタミンCと一緒に摂取するのが理想的です。

ビタミンCはタンパク質を分解して体内で再合成するときに、必ず必要となる栄養素なので、不足しないように注意しましょう。

両者を同時に摂るのが難しいときは、サプリメントや健康食品を有効活用するのも良いアイデアです。

また、1回の食事で予防に必要な栄養素をすべて摂るのではなく、1日3回の食事を上手く組み合わせて量とバランスをキープするのが現実的です。